保護者への保育施設対策 緊急アンケート 集計結果
練馬ふぼれんは区内の保育施設を利用する保護者を対象に、
新型コロナウイルス感染症対策に係る保育施設対策アンケート調査を実施しました。
以下にその集計結果の概要をまとめます。
- 実施:2020年5月11日 ~ 5月23日
- 回答:227件 ( うち区立認可59.6%、私立認可36.8% )
練馬区は5/7以降、保育を希望する保護者に利用届出書の提出を求めました。
アンケートはこの保育利用届出制の発表をうけ、
5/7以前・以降の保護者の対応とその理由を聞きました。
Q1.届出制実施以前は、練馬区の登園自粛要請にどのように対処されていましたか?
Q2.届出制実施にともない、どのように対応されますか?
5/7以前は全日登園を控えた家庭も、5/7以降は日数を減らす等で登園再開の傾向。
-
登園を控えた理由で多かったもの
「感染リスク低減のため」「勤務を調整、在宅勤務になった」 -
困ったことは「仕事との両立の困難さ」
「子どもがいると在宅勤務が成り立たず、休まざるを得ない時も」の声も。
また、登園自粛要請について、施設により受け止め方が異なる実態も。
「利用施設から強く要請され、他に選択肢がないと感じた」といった声は、
認証保育所や小規模保育利用者からの回答が目立った。
登園日数を減らした理由としては、「休園にならず仕事が休めなかった」が圧倒的に多い。
「コロナが心配だが、父母ともエッセンシャルワーカー。
どちらかが在宅勤務になったときのみ自粛」
登園日数を減らした保護者が困ったこと
「職場の理解を得られず休めない」との声が多い。
「緊急事態宣言もあり、登園自粛に上司は理解を示したが、休園ではない
( いざとなれば預けて登園できる ) ため、職場全体としては理解を得ることが難しかった。」
Q3.新型コロナウイルス感染症流行に伴う困りごとは?
ストレスなど精神的負担、子どもへの対応で悲鳴が続々。
- 「家庭保育しながらの在宅勤務の長期化、子どもは悪くないのにイライラして自己嫌悪」
- 「運動不足、園での学びの機会損失」
- 「子どもの癇癪や我儘がエスカレート、親も子も疲弊」
経済的な負担も重く。
- 「クビになった」
- 「いつまで自粛すればいいのか。契約社員で解雇されないか不安」
- 「仕事を休まざるを得ず、収入が大幅に減った」
など個々に深刻な実態が寄せられている。
一方で「保育料が負担。ひとまず6月に返還されるようでホッとしている」との声も。
Q4.当面の新型コロウイルスナ感染症対策について練馬区保育行政に要望すること
( 以下、抜粋 )
届出制「あくまでも自粛要請」なのに「登園は届出が必要」という矛盾
緊急事態宣言に応じた5月でなく「6月まで登園自粛要請」の根拠は何か
保育園と学童で何故対応が違うのか
保育園職員にも危険手当など手厚い補償を
保育園に、除菌液・マスクなど安全衛生対策を講じて
このアンケート結果は今後の保育行政に迅速かつ的確に反映して頂きたく、
要約版と全集計を練馬区長、保育課へ5/26に提出しました。
特に「当面の新型コロナウイルス対策について、
練馬区の保育行政に要望することがあればお聞かせください」という問いのの中で
「区の方針発表」についてご意見を表明している保護者が最も多くなっています。
こうしたことを踏まえ、今後に活かしていただくことを期待します。
アンケート結果に対して区長及び所管課がどのように考え、
保育行政にどのように反映するのか回答を求めています。
ご多忙の中ご回答くださった皆様本当にありがとうございました。
[ 戻る ]