震災・放射線関連の活動
2011年3月11日に東日本を襲った大震災は、震源地近くの東北地方だけではなく、
東京でも交通機関の麻痺など被害をもたらしました。
3月11日の交通麻痺で、お迎えが夜中の12時過ぎになった園は33園ありました。
その後も福島原発の事故があり、水道水から暫定基準値を超える放射性ヨウ素が検出される、
電力不足による節電が必要となるなど、影響が続いています。
震災の当日には、最後の子どもを保護者に引き渡すまでの職員のご対応があり
( 最終のお迎えは翌日の朝9時過ぎでした )、重大な事故は発生しませんでした。
しかし、保育園にある緊急警報ラジオが故障していて使えない、
携帯電話が使えず連絡がとれないなどの、非常・災害時に不安を抱かせる事象も発覚しました。
また、保育園にテレビはなく、保育園の外の状況がどうなっているのか、
園舎内にいる職員が情報を入手するのも大変だったことがわかりました。
父母連は、3・11の震災後、保育園の情報入手手段の確保
( 緊急警報ラジオの修理、デジタルテレビの設置等 ) を区に要望しました。
また、地震によって、建物の歪みがないか、
改めて園舎の耐震検査を行なうよう区に要望しています。
放射能から子どもを守るために
福島第1原発からの放射能汚染で、
土壌や食物からも基準値を超える放射性物質の検出があり、
子どもの親として不安が広がっています。
練馬区では6月から区内12の施設 ( 5小学校と5保育園、2公園 ) での
放射線量測定をはじめました。
6月の測定 ( 園庭 ) で、0.106μシーベルト / 時間の値を示した保育園もありましたが、
練馬区は24時間屋外で生活することはないとした国の基準に沿って「対応規準」を算出し、
規準内であるとしています。
( 「対応規準」の算出方法については区のホームページで公表しています )
しかし、年間被曝量1ミリシーベルト以下と、
文部科学省が規準見直しを6月に発表していることからも、親の不安は消えません。
こうしたなか、父母連は、全園での放射線量測定を区に求めてきました。
他の団体の働きかけ、要望もあり、区は8月から全園での測定をはじめています。
保育園のセキュリティ確保のために
区が行なってきた保護者のアンケートでも、父母連の要望アンケートでも、
保育園のセキュリティに関する要望が多くあがっています。
いま、練馬区内の保育園ではオートロック方式がとられています。
ただし、その運用 ( ロックする時間帯など ) については、
各園の実情に応じているのが実際です。
また、持ち運びができるワイヤレスリモコン装置を導入している園など、
設備もかならずしも統一されているものではありません。
セキュリティの問題でも、保護者の不安を解消するように、
父母連として区に声を上げてきました。
父母連は、保護者の不安の声を集め、改善すべき点を区や保育園に申し入れをしていくなど、
保護者が安心して子どもを預けられるように活動していきます。
このホームページでは、放射線の測定結果情報など、有用と思われる情報を提供していきます。
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